2016(平成28)年度 月例会(4月度)を開催
今年度最初の月例会は、東北教区常例布教第2線(当教区の布教施策で、定期に派遣される本派布教使による法話聴聞を中心にした法座。参加寺院群の巡回路を“常例線”とあらわし、第1・第2線がある。)の実施月度。
法話者は、宮本 義宣(みやもと ぎせん:東京教区神奈川組髙願寺住職)さん。
冒頭で、宗祖親鸞聖人の和讃〔浄土和讃:諸経讃(八七)〕
「無明(むみょう)の大夜(たいや)をあはれみて 法身(ほっしん)の光輪(こうりん) きはもなく
無碍光仏(むげこうぶつ)と しめしてぞ 安養界(あんにょうかい)に影現(ようげん)する」
を引かれ、字句のこころについて例えを用いられながら、丁寧にお話しいただきました。
色も形もない“はたらき”が、さまざまなかたちとなって私の前に現れてくださる、そのときどきの縁。
悲喜の出来事に遭遇する人々に沿うように、じっと見守る大きなはたらきをこころに描くとき、生きる力が
育まれることに気づかされる。
法座終了後、お斎をいただきながらの会話も傾聴と応答が当を得、とても心地よい時間となりました。ありがとうございました。